【衝撃】東北道「逆走→玉突き事故」で3人死亡。なぜ起きた？知っておきたい事故詳細と回避策

では、ドライバーはどう対応したらよいのでしょうか。

逆走車情報を見聞きした際は、速度を落とし、十分な車間距離を確保して走行しましょう。逆走車は追越し車線（右側）を走ってくる傾向があるため、できるだけ第1通行帯（左側の走行車線）を走ることでリスクを減らせます。前方に逆走車を発見した場合は、急ブレーキや急ハンドルを避けつつ、衝突を回避できるよう左側に寄って減速し、必要に応じて路肩など安全な場所に停車してください。同乗者がいれば110番通報、またはサービスエリアや非常電話から道路管理者に連絡することも重要です。

自分が逆走しないためには、普段から道路標識や進行方向の矢印をしっかり確認し、交差点や分岐点では慎重に進入することが大切です。特に初めて通る道や夜間は注意を強め、進入禁止標識や一方通行標識を見落とさないよう心掛けましょう。また、高齢者に多い逆走事故を防ぐためには、なるべく左折を多用し、左側をキープして走行する習慣を持つと良いとされています。

運転前には体調や認知状態を確認し、無理な運転は避けましょう。

万が一自分が逆走してしまった場合は、すぐに安全な場所に停車し、ハザードランプを点灯、車外のガードレール外など安全な場所に避難してから、110番や非常電話で通報することが求められます。

私自身も一度だけバイパスの入り口で逆走車を見かけました。幸い、その車は間違いに気づいたのか停まっていましたが、一歩間違えれば事故につながっていた、と恐怖を感じました。

普段から余裕のある運転を心がけたいものですね。そして「標識の確認」「左側走行」「車間距離の確保」「冷静な対応」を意識し、逆走事故の防止と万一の際の被害軽減に努めましょう。