インフルエンザにかかりやすい「5つのタイプ」が判明！自分は大丈夫？対策まとめ

【要点まとめ】

弘前大学などがビッグデータを解析した結果、季節性インフルエンザにかかりやすい「5つのタイプ」が明らかになりました。

この5項目に当てはまる人は、通常の対策に加え、生活習慣の見直しなど、それぞれのタイプに応じた対策が求められています。特に「血糖が高め」「肺炎にかかったことがある」「睡眠の質が良くない」が揃うと、発症リスクが約3.6倍になることが判明しました。現在、厚生労働省の調査では、患者数は12週連続で増え続けており、予防意識を高めることが重要です。

ビッグデータが示す！インフルにかかりやすい人の特徴とは？

インフルエンザが流行する時期になりましたが、人によってかかりやすさが違うのはなぜでしょうか。

今回、弘前大学や大正製薬などが、およそ1000人の生活習慣や過去の病気の記録（既往歴）など、3000項目以上の健康データを詳しく解析しました。

その解析の結果、季節性インフルエンザに特にかかりやすい5つのタイプが特定されました。それは以下の通りです。

1. 血糖が高め

2. 肺炎にかかったことがある

3. 睡眠不足

4. 栄養不良

5. アレルギーがある

これら5つの項目のうち、どれか一つでも当てはまる人は、インフルエンザにかかりやすいことが科学的に示されたのです。

特にリスクが高い組み合わせも判明しています。もし「肺炎にかかったことがあり」「血糖が高め」で、さらに「睡眠の質が良くない」という3つの条件が重なると、発症のリスクがおよそ3.6倍にもなることが分かっています。

この結果を受けて、5つのタイプに当てはまる人は、手洗いなどの通常の感染対策に加えて、例えば「血糖を急に上げない食べ方をする」など、自分の体質や習慣に合わせた対策をぜひ取り入れてほしいと呼びかけられています。

ネットの声・・・専門家が指摘する「休む力」とワクチンへの二つの意見

今回の研究結果について、ネット上ではさまざまな声が寄せられています。健康管理や予防のヒントになる意見を見てみましょう。

5ちゃんねるでは、5つのタイプは「結局、健康状態が良くない人が罹患しやすいという当たり前のことだ」と、今回の研究結果の裏にある大原則を指摘する意見が見られました。

一方、Yahooコメントに寄せられた精神科医からのコメントは非常に重要なポイントとなっています。

「睡眠不足は免疫力を大きく下げ、感染リスクを一気に高める要因になる」十分な睡眠で心身の回復力を保つこと、つまり「休む力」が最も重要だと説いています。また、手洗いやうがいを継続しているおかげで、家族が感染しても自分はうつらなかったという体験談も寄せられており、基本的な予防行動の重要性が再確認されています。

ワクチンの是非については、意見が分かれている状況が見られます。Yahooコメントでは「ワクチンは気休め程度」としつつも接種を推奨する声がある一方で、5ちゃんねるでは、ワクチンを接種しなくなったら体調不良やインフルエンザ罹患がピタッとなくなったという、ワクチンへの強い懐疑心を示す体験談が複数寄せられていました。

このように、日々の生活習慣や手洗いうがいといった基本的な予防行動の重要性については共通認識がありますが、ワクチンの効果や安全性については、ネット上で意見の隔たりがあることが分かります。

自分の体を守るためには、バランスの取れた生活や、日々の予防が欠かせないという点が、今回の報道とネットの声から読み取れる重要なメッセージです。

まとめ

今回の研究で明らかになった5つのタイプは、私たち自身の生活を見直すためのヒントになりますね。特に受験勉強や人との交流で「睡眠不足」になりがちな人は特に注意が必要です。忙しい毎日でも、意識して十分な睡眠時間を確保したり、アレルギー対策をしっかりおこなうことは、インフルエンザだけでなく、他の病気から体を守るためにも役立つことでしょう。

自分の体が今、どのような状態にあるのかを知り、それに合わせた対策を取ることが、インフルエンザ予防の新しいカギとなりそうです。

今回は、インフルエンザにかかりやすい5つのタイプに関する報道と、それに対するネット上の声をまとめました。皆さんはどのように感じましたか。よかったらコメントをお願いします。