EVモーターなどに欠かせないレアアースは、現在、そのほとんどを中国が生産し、世界の7割ものシェアを握っている戦略的な資源です。中国の供給状況によって、車の生産が一時停止するなどの影響が出るほど、世界経済に大きな影響を与えています。そんな中、日本の最東端にある南鳥島の沖合で、この重要なレアアースが大量に含まれる泥が発見され、日本がこの「中国頼み」から抜け出す可能性が見えてきました。
南鳥島で見つかったレアアース泥って何がすごい?
南鳥島周辺の海底で見つかったレアアース泥は、なんと世界で3番目の規模となる1600万トン以上もの埋蔵量があると言われています。特に、中国が輸出規制をかけることもある重希土類も豊富に含まれている点が注目されています。 実は、南鳥島での超高濃度レアアース泥の発見は2013年にまで遡ります。しかし、この莫大な資源を実際に日本のものにするためには、いくつかの大きな課題をクリアする必要があります。
採掘から精錬までの大きな壁
このレアアース泥は海底5000メートルという非常に深い場所にあります。そのため、安全かつ環境に配慮しながら、効率的に泥を採掘する技術の開発が不可欠です。また、レアアースは採掘するだけでなく、そこから純粋なレアアースを取り出す「精錬」という工程も非常に難しいとされています。現在、世界のレアアースの9割以上が中国で精錬されており、この分野でも中国が圧倒的な力を持っています。 これまでの日本には、メタンハイドレートなど、さまざま海底資源が見つかりながらも、採掘コストが高すぎて実用化に至っていない例もあります。中国が世界のレアアースを独占している理由の一つには、安い労働力や環境への負荷を許容して採掘・精錬を行っている現状があるため、日本が同じように進めることはできません。
ネット上の声が示す期待と課題
この南鳥島でのレアアース発見について、ネット上ではさまざまな意見が上がっています。多くの人が、この資源を他国に横取りされないよう、南鳥島近海の警備強化の重要性を訴えています。すでに他国が日本の排他的経済水域(EEZ)を侵犯して調査を行っているとの指摘もあり、将来的に新たな国際問題に発展する可能性も懸念されています。
また、この資源を「絵に描いた餅」に終わらせないために、政府が国家戦略として技術開発や投資を強力に進めるべきだという声も多く見られました。企業が持つ資金を有効活用するよう、国が指針を示し、新たな産業と雇用を生み出すことに期待が寄せられています。オーストラリアやブラジルなど、中国依存からの脱却を目指す国々と連携し、精錬技術を確立することも重要だと考えられています。
まとめ
今回は、日本の南鳥島沖合で発見されたレアアース泥に関する報道と、それに関するネット上の声をまとめました。この発見は、日本の未来にとって大きな可能性を秘めていますが、資源を守り、採掘・精錬の技術を確立し、実用化するまでには、さまざまな課題を乗り越える必要がありますが、なんとか乗り越えてほしいものです。
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