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【死活問題】燃料高騰で「カツオ」と「マンゴー」がピンチ!経費1,000万円増も…漁協の苦悩とJAの独自支援 …げになるということだ。 JAみやざき 栗原俊朗組合長: 今から旬となるマンゴーと4月にはお茶(の製造)がはじまるので、少しでも頑張っていただいて、営農… (出典:FNNプライムオンライン) |
1.【ニュース概要】カツオとマンゴーを襲う「燃料高騰」の波
日南市の南郷漁協では、漁船の燃料である重油価格が1リットルあたり約118.8円(補助金反映後)と、かつての105円程度から大幅に値上がりしているのです。大型漁船では、この値上がりによって年間の経費が1,000万円も増える計算になり、経営を圧迫しています。
一方で農業の現場でも、マンゴー栽培や春のお茶の製造に必要な重油価格が、1リットルあたり150円台まで上昇しました。JAみやざきは独自に1リットルあたり3円の支援を決め、国の補助と合わせて農家の負担を減らそうとしていますが、依然として厳しい状況が続いています。
2.世界情勢の不安定さが引き金に
政府は3月下旬に石油の国家備蓄を放出するという異例の措置を取り、供給不安を和らげようとしましたが、現場の燃料価格を、高止まりの状態から引き下げるまでには至っていません。
3.エネルギーを大量に使う生産現場の仕組み
また、宮崎名産のマンゴーも、寒い時期にハウス内を一定の温度に保つために重油を燃やして暖房をかけます。さらに、4月から始まるお茶の製造工程でも大量の燃料が必要になります。
このように、「旬の味覚を安定して届ける」という私たちの当たり前の日常は、膨大なエネルギー消費の上に成り立っているという背景があります。
4.家計への負担と「食卓の選択」
・食材価格の値上がり・・・生産コストがこれだけ上がれば、当然、スーパーに並ぶカツオやマンゴーの価格にも反映されざるを得ません。漁師さんの中には「水揚げ量を増やしてカバーするしかない」という声もありますが、限界があります。これまで「ちょっと贅沢な旬の楽しみ」だった食材が、さらに手の届きにくいものになってしまうかもしれません。
・「選ばれない食材」の消滅リスク・・・コストを価格に転嫁した結果、消費者が「高すぎるから買わない」という選択をすると、生産者は赤字になり、廃業に追い込まれる可能性があります。一度失われた生産技術や漁場を守る仕組みを取り戻すのは非常に困難です。「食べたい時に、その食材がもうない」という未来が現実味を帯びています。
・税金による支援の議論・・・現在、燃料費には多額の補助金(税金)が投入されています。これに対し、「いつまで税金で支え続けるのか」という厳しい意見がある一方で、「食のインフラを守るために国がもっと支援すべきだ」という声もあります。私たちの支払う税金がどのように使われるべきか、改めて考える必要があります。
5.【今後どうなる】持続可能な「食」への転換点
専門家や消費者の間からは、「石油を大量に使って食料を得る仕組み」そのものが限界に来ているのではないかという指摘も出ています。今後は、よりエネルギー効率の良い漁法への転換や、燃料価格の変動に左右されにくい安定的な支援体制の構築が求められそうですね。
また、私たち消費者も「安さ」だけを求めるのではなく、生産現場の苦労やコストを正しく理解し、適正な価格を受け入れていく心の準備が必要になりそうです。
6.まとめ
・燃料価格の高騰により、カツオ漁やマンゴー栽培の経費が数千万円単位で増大している
・原因は、中東情勢の緊迫化による世界的なエネルギー供給不安
・今のままでは食材の値上がりだけでなく、生産者の減少により旬の味が食卓から消える恐れがある
・今後は、エネルギーを大量消費する生産体制の見直しや、食のインフラをどう守るかの議論が必要
「いつも通り」の食卓を守るために、今まさに現場で奮闘している生産者の方々がいます。私たちがスーパーで買い物をする際、その背景にある「エネルギーと食の関係」を少しだけ意識していきたいものです。















