【高知】高速道路を歩くのは「自殺行為」？24歳男性が大型トラックにはねられ死亡…現場の状況とネットの切実な声

12月19日夕方、高知県の高速道路で非常にショッキングな事故が発生しました。故障していない車を非常駐車帯に止め、車外に出て歩いていた24歳の男性が、後ろから来た大型トラックにはねられ命を落としたのです。 高速道路という特殊な環境下で、なぜこのような悲劇が起きてしまったのか、その詳細とネット上の反応をまとめます。

事故の概要～なぜ男性は車外へ出たのか

事故があったのは高知自動車道の下り線、大豊ICから南国ICの間にある「平山トンネル」付近です。40代の男性が運転する11トンの大型トラックが、道路上を歩いていた24歳の会社員の男性をはねました。

警察の調査によると、現場の非常駐車帯には男性が乗っていたとみられる乗用車が止まっていましたが、車に故障などはなく、事故後も普通に動かせる状態だったとのことです。また、後続車に停止を知らせる「三角表示板」も設置されていませんでした。警察は、男性が何らかの理由で車を止め、外に出て歩いていたとみて、詳しい原因を調べています。

つい先日の12月12日に物流や交通を変える「大型トラックの自動運転技術」に関する話題が報じられており、技術の進歩が期待されていました。しかし、今回のような突発的な人の飛び出しに対しては、最新技術をもってしても回避は困難だという現実が突きつけられました。

ネットの反応～5ちゃんねる・Yahoo!コメントの声

今回の事故を受け、ネット上ではさまざまな意見が飛び交っています。

5ちゃんねるでは、「桜塚やっくんの事故を思い出した」という声が多く上がりました。高速道路で車を降りることの恐ろしさを過去の事例と重ねる人が目立ち、「高速で人をはねてもドライバーは無罪でいいのではないか」といった、運転手の過失を問う法律のあり方に疑問を呈する書き込みも散見されます。

Yahoo!コメントでも、「100km/h近いスピードの中では、歩行者がいても絶対に止まれない」と、トラック運転手への同情が集まっています。また、NEXCOの隊員でさえ車外に出る際は細心の注意を払うという事実を挙げ、「助手席側から降りてガードレールの外へ避難すべきだった」という具体的な安全策を説く声が目立ちました。

若い世代の皆さんに伝えたいこと

これから運転免許を取る世代の皆さんに知っておいてほしいのは、高速道路は一般道とは全くの別世界だということです。時速100キロで走る車にとって、道路上の人間は「避けることが不可能な障害物」になってしまいます。

「少しだけ景色を見たい」「トイレが我慢できない」といった軽い気持ちで車を止めて外に出ることが、どれほど自分や他人の人生を狂わせるか、今回のニュースから感じ取ってもらえたらと思います。

もしもの時は「車道に出ない、車内に残らない、ガードレールの外へ」。

この鉄則を忘れないでくださいね。

今回は、高速道路での死亡事故に関する報道と、それに対するネット上の声をまとめました。皆さんはどのように感じましたか。よかったらコメントをお願いします。